本記事は効果的なチームワークをシナジー効果から再認識しようの続きになります。

シナジー効果を得るには

シナジー効果を得るには、誰と、どのようにして組むかが重要です。

例えば、LOLの素人同士が組んでもチームでのシナジーは生まれません。

ビジネスの世界でも、会社を経営を経験したことのない複数の人同士が組んでも、何も生まれせん。友達同士で会社を設立して失敗するのはこのパターンが多いです。


シナジー効果は異なる複数の要素同士である必要があります。なぜならば、異なる得意分野をそれぞれが持っていることで、お互いに知らない分野を補完し合うことが、新しい創造性に繋がるからです。

そのため、シナジー効果を得るためには、その分野に特化した技術を持っている人で構成するといいでしょう。

LOLでは例えば、ジャングルをメインとしている人と、ミッドをメインとしている人が二人で試合全体の戦略を組む場合、両方の分野の知識が詰まった戦略になるでしょう。

余談ですが、上記の例ではCloud9というプロのチームのジャングラーのメテオス選手とミッドのハイ選手が効果的なシナジー効果を生んでいました。

チームとしては、異なる分野に特化した複数の人を集めることを心がけましょう。

そして、個人としては複数の分野を手掛けようとするのではなく、一つの分野に特化した知識と知恵を身につけるようにすると、異なる人と組んだ時にシナジー効果が生まれやすいでしょう。


このように、異なる分野の人同士で組むことでお互いの特化した能力を別の分野で活かすことができます。その結果は、従来の結果より遥かに新しい結果になるでしょう。この効果こそがシナジー効果に期待するものです。

例えば、チームを組んで活動している人で、「なんかチーム組んでるけどソロランクと変わらないよな~」と感じている人は、チームではシナジー効果を期待する前提があることを理解するといいでしょう。

その上で、チームでシナジー効果を生むことを目指し、それぞれが自分の分野で特化するようになるといいでしょう。

また、チームでの結果を向上させるには、良き指導者を必要とするケースが頻繁にあります。スポーツの監督や、司会を務める進行役などです。

心理学では、スポーツ心理学と呼ばれる分野があり、研究が進んでいます。興味のある方は、下記の著書から読むといいでしょう。

やや古いですが、日本スポーツ心理学会が編集を務めています。

更にガチな方や、現在進行形でLOLのコーチングやマネージャをしている方は下記の著書を読むと選手の潜在能力を引き出せる糸口が見つかるかもしれません。