リーグ・オブ・レジェンドはチームで協力し合って行うゲームです。
チームとしての力が重要になるのは、主に中盤からでそれまでは各自レーンに出て試合を行うことになります。
序盤はレーンで個人の技術が問われますが、中盤以降はチームで動くため、チームとしての統率性や連携がとても重要になってきます。高い統率性や優れた連携は、チームの雰囲気がとても深く関わってきます。
良い雰囲気のチームは、総じて良い結果を出す傾向があります。良い雰囲気を作るには、個人がチームワークを意識し、行動を反映させることが大切となります。
LOLでは、他のオンラインゲームに比べてお世辞にもプレイヤーの質があまり高くなく、また敵味方共に他のゲームに比べて煽りやすい環境のせいか、良いチームワークというのが見えない試合も多々あります。
一人のプレイヤーが味方に毒を吐いたり、味方を煽ったりする行動を取ると、良いチームワークは生まれにくくなります。また、その悪い雰囲気がチーム全体に蔓延し、伝染することもしばしばあります。
そのような場合、結果的に味方の複数が毒をお互いに吐きはじめ、試合を疎かにし、試合の負けへと繋がります。
なぜそうなるでしょうか?そのような現象を、腐ったリンゴ現象と呼びます。
腐ったリンゴ現象とは
少々強烈な名前をしたこの現象ですが、これは集団の中に悪影響を及ぼす人間が一人でもいる場合、その集団全体に悪い影響が伝染し、集団そのものがダメになってしまう現象を言います。
強烈な名前の由来は、傷んでいないリンゴの中に、一つでも腐ったリンゴを入れると全部腐ってしまうことからきています。
LOLでは例えば、それまで誰も喋っていなかったのに一人が暴言を吐くことで、それに呼応する形で味方の何人かが言い返し、最終的に複数の味方が言い争うことがあります。
上記のような例はよく目にする光景です。
腐ったリンゴ現象は、小さな発端からチームワークの乱れを強くし、個人の集中力の低下、そしてチームとしての質を下げます。
ではどうすればいいのでしょうか?
まず、あなたが最初の腐ったリンゴにならないようにすることが超重要です。
味方への不満や、改善して欲しいことがあれば、それなりの言い方で生産的な結果を目指すといいでしょう。参考にするには、腐ったリンゴ現象と正反対にある、ピグマリオン効果を意識するといいでしょう。
ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の一つで、「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」というものです。
味方が弱い?ならば強くしよう!ピグマリオン効果とは
もしも味方の誰かが最初の腐ったリンゴになった場合は、「あぁ、腐ったリンゴ現象によるとこれは伝染するんだよな」と思い出し、自分は腐ったリンゴに感染しないようにしましょう。
様々な心理現象を理解しておくことで、第三者の影響を受けにくく、冷静に物事を客観視して判断できるようになります。