リーグ・オブ・レジェンドはチームで競うゲームなので、少なからず味方運があります。
強い味方を引けばラッキーですし、楽に試合に勝つことができるでしょう。その味方が超強いトップであれば、対面のトップをボコしてそのままインヒビターまで壊してくれるかもしれません。
さて、強い味方を引ける時もあるとすれば、弱い味方を引く場合もありますね。
「ていうか、弱い味方しか引かねーよ!」と思う人も多いでしょう。
心理学的に、人の記憶というのは負の記憶を強く覚えています。これは楽しかった出来事よりも、嫌だった出来事の方が感情を大きく刺激するものだからです。
また、嫌だった経験をした場合、また繰り返さないように考える事で嫌だった記憶が定着する場合もあります。あるいは、嫌な記憶を「忘れよう、忘れよう」と言い聞かせる場合も、無意識に意識してしまうので、定着しやすい傾向があります。
嫌な記憶が定着しやすい人の場合は、「俺のアカウント呪われてるわ~」「俺の時ばっかやばい味方来るわ」というなんの根拠もない言い訳が口癖になったりするでしょう。
味方運が無い試合というのは確かにあります。しかし、それは対戦中の相手も条件は同じですね。
味方運の無さの本当の怖さというのは、味方運が無かったがために負けた試合の敗北ムードをその後も引きずってしまう事です。
自分を不幸と嘆く人はずっと不幸である
例えば、あなたが7連敗や10連敗をしたとしましょう。
その連敗の全てが味方運の無さからきたものだと思いますか?
「当たり前じゃん、レーンでずっとフィードするのしかいなかったし」
なるほど。
しかしレーンというのはあくまでも試合の一部分です。レーンだけで試合が決まるものではありません。例えば、これまでレーンが全部負けていたのに勝った試合はありませんでしたか?
あるいは、全てのレーンが圧勝していたにも関わらず、負けてしまった試合はありませんか?
アドラー心理学に、「自分を不幸と嘆く人はずっと不幸である」とあります。
日常でも、みなさんの周りには不幸自慢ばかりをする人はいませんか?
「会社くそだわ~。上司あほだし部下は無能だし」
「毎日つまんねー! 面白い事なんもねーわ!」
このような不幸自慢に対して、アドラー心理学では「不幸である事、つまらない事の原因を周囲の責任にして、自分を正当化する行為である。自分を正当化するから、より不幸になる」と言っています。
簡潔に言うと、「不幸自慢をする人は、不幸が無いと自慢できないから、不幸であり続ける」ということです。
lolで当てはめるならば、「味方運のせいにしている人は、味方運で負けた事を言い訳にするために、負け続ける」ということです。
「ちげーわ! まじで味方がごみなのしかこねーんだよ!!」
そうなのです! そう言えば負けた試合でも楽なのです!!
低レートだけではなく、高レートのプレイヤーだって負けた試合と向き合うのは体力がいります。負けた試合は味方のせいにすれば、むちゃくちゃ楽なのです!!
アドラー心理学では原因を探ったところで、問題の解説にはなるかもしれないが、現状の解決にはつながらない、と考えます。原因ではなく行動の目的に注目します。
「味方が弱くてキャリー無理ー!」
なぜ、味方運のせいにするのか?
味方運のせいにして、どうなるのか?
「どうにもならないけどさあ! でも俺悪くねーもん!」
ではなぜ、自分が悪くないのに負け続けているのか?
「だから味方が悪いんだよ!!!」
まじで?
このような不幸自慢をしてしまう人は、現状を打破するために、改善や成長を意識するのが近道です。
本当に、味方運が悪いと思っている人は、自問自答してみるといいでしょう。
「味方運が悪い。で、どうすればいい?」
味方運が悪い事を否定しているわけではないのです。要するに、その事実を受け止めた上で、どうすればいいのか? を考えましょうということです。
まぁまじで自分にしか弱い味方が回ってこないと考えてる人は、神社にお祓いでも行けばいいんじゃないすかね(提案)
自分を変えたい! 考え方を変えたい! という人は、以下のアドラー心理学の著書がお勧めです。アドラー心理学をちゃんと勉強しようとすると、道のりは長いので、以下の著書は入門としては比較的優しめです。