リーグ・オブ・レジェンドで勝つプレイヤーになる。
勝てないプレイヤーはどのような過程を得て、勝つプレイヤーになるのか?
勝つためにはどうすればいいのか? こうすればいいんじゃない? という断片的な話は溢れていますが、勝つプレイヤーになるには、というのは実は少ないかもしれませんね。
どうすればいいのでしょうか? それには観察と分析が必要ですが、他のモデルに置き換えて考えてみましょう。例えば、頭の良い子どもはどのように生まれるのか? に置き換えて考えるとわかりやすそうです。
「頭の良い子どもが育つ条件? なんだろう・・・才能?」
その子どもが幼少期の場合は、正解と言ってもいいかもしれません。一例ですが心理学的には、幼少期は母親の遺伝の影響が強く、その後大人になるにつれて周囲の影響により知能は発達するという考え方があります。
さて、もう一つ興味深いのが母親から幼い時に受けた教育が、その人の人格に大きな影響を与える事がわかっています。
代表的な例は、暴行を受けて育った子どもは、大人になると同じように暴行を振るいがちになる事がわかっています。
こんな例もあります。
母親とよく一緒に買い物へ行っていた子どもがいました。母親は、お店で会計をする時に必ず子供にお釣りの計算をさせました。
最初は払った金額から合計金額を差し引くというものでしたか、母親は徐々に難易度を上げました。
すると子どもは、常にどの商品がいくらで、母親の買い物かごに入っているものを把握して、消費税も考慮するようになりました。
子どもがそのようなマルチタスクを行うには、観察力、集中力、そして暗記力も必要ですね。
このような幼少期を過ごした人は、長じて銀行の仕事をするようになりました。
この例では、元々母親が数字に重要さを理解していた事を考慮すると、数学に強い遺伝子を子どもが受け継いでいた事と、買い物中に計算をするという環境にいた事が将来の就職に繋がったのだと推測できます。
理論的かつ具体的な思考を持つ
さて、話をリーグ・オブ・レジェンドに戻しましょう。
本題ですが、本記事の内容は、勝つプレイヤーになるにはどうすればいいのか? です。
手っ取り早いのは、自分のダメでカスな所を一つずつ潰して行く事です。そのためには以下の方法が手っ取り早いでしょう。
勝つプレイヤーになるための入り口として、まずは自分のリプレイを見直す所から始めてみましょう。
リプレイを見ましょう、と言っても雑魚レートの人々はどこに着目すればいいのか正直わからないので、口をポカーっと開けて、途中から倍速再生にして見終わったら謎の充実感を得て過ごす事になるでしょう(偏見)
リプレイを見ながら注目する点は、大ざっぱに言うと以下の3点です。
- オブジェクト(ドラゴン・バロン・タワー)を取られた時
- 集団戦が始まった直前の、自分のいた位置
- 集団戦中の動きとフォーカス
大ざっぱですが以上です。詳しく見て行きましょう。
オブジェクト(ドラゴン・バロン・タワー)を取られた時
lolはオブジェクトの取り合いなので、オブジェクトは優先的に取るようにしましょう。
また、多くの勝てないプレイヤーが勘違いしていますが、オブジェクトの獲得のメリットは個人でファームをするメリットを上回ります。
そして、オブジェクトは超重要故に、速やかに獲得するのが望ましいです。
稀に、「あ~。今ドラゴンフリーちゃう?? ジャングラーはん、取っておいてや~」とオブジェクトの重要さを勘違いし、ドラゴンに寄らないボットレーンを見ますが、その場合、試合に負けたらそういった些細な慢心さが原因です(DOPAリスペクト)
何故なら、ドラゴン獲得後、集団戦が始める可能性もありますし、なによりオブジェクトを取るのに時間をかけるとそれだけチームの不利に繋がるからです。オブジェクトに寄らないプレイヤーがいる場合、そのプレイヤーが敗北の原因と言い切っていいでしょう(ハイルDOPA)
オブジェクトを取られた場合、そこには必ず原因があります。
- 取られている事に気づかなかった。レーンだけではなくもっと広い視野を持ちましょう。見えない位置で何が起こっているのか? を意識するようにしましょう。オブジェクトを気づかずに取られている事は、実はかなり慢心です。
- 取られてもいいと思った。よくないです、今すぐ意識を変えましょう。
- 自分は生きていたが味方がやられて、人数差がついた状態だった。集団戦が始まった直前の、自分のいた位置を見直しましょう。
- 集団戦で全滅してから取られた。集団戦中の動きとフォーカスを見直しましょう。
集団戦が始まった直前の、自分のいた位置
味方が全滅して自分だけその戦闘に不参加だった場合、あなたがこう思うことでしょう。
「あいつら、俺抜きで当たりやがって!! 俺様抜きで勝てるわけないだろ!」
そんで、味方はこう思っています。
「あいつグループしねーわごみが」
低レートでよく「当たらないで」と味方に言う勝てないプレイヤーを目にしますが、そういったプレイヤーは総じて頭がやや弱いです。
例えば、考えてはみませんか? 味方としても、あなた抜きに戦いたくはないでしょう。
しかし敵からしたらどうでしょうか?
じゃあこう考えてみましょう。
ミッドレーンで敵4人、味方5人の睨み合いをしていて、敵のADCがトップレーンでファームしているのが見えました。
あなたはアニーです。スタンのチャージは溜まっています。フラッシュもあります。ウルトもあります。
仕掛けませんか?
仕掛けないならあなたは一生、低レートのままです。そのまま幸せなリーレジェ生活を満喫しましょう。
つまり、あなたが「当たらないで!」と懇願すべきは敵に対してであり、味方からすると「あいつ早くグループしねーかな、今当たられたらどーすんの・・・」と思っているのです。要するに、あなたは敵にとって都合の良い場所にいる事になります。敵が味方に当たったタイミングで、自分のいた位置をひたすら見直し、どうすればいいか考えましょう。
もし敵が当たった結果、あなたを除く味方が全滅し、オブジェクトを取られた場合、その試合の敗因は限りなくあなたにあります。
たかがオブジェクトと思っていると、その慢心の小さな積み重ねが試合の勝敗を決するのです。
集団戦中の動きとフォーカス
集団戦で負けて、オブジェクトを取られた。
この場合は深刻です。しかし大抵の場合は、集団戦の動きを改善し、フォーカスを見直す事で勝てる場合があります。
集団戦では先に相手を一人でも倒した場合、かなりの有利が作れます。
覚えておきましょう。超大切なのでもう一度言います。集団戦では先に相手を一人でも倒した場合、かなりの有利が作れます。
相手を一人落とせば、4vs5となるので、オブジェクトを絡めた駆け引きが可能になります。「4vs5になったぜキャッホー続けて当たろ当たろ~」というARAM脳が多い低レートではやや苦しいですが、それでも有利です。
低レートは集団戦を殲滅戦と勘違いしているため、ARAM脳になりがちですが、リーグ・オブ・レジェンドの集団戦はあくまでオブジェクトに繋げるための集団戦という意識は持っておきましょう。
原因と解決策を練る
さて、以上がリプレイを見る際に注目して見るポイントです。
「リプレイ見てると眠くなるんご~」な人は、倍速で見ながらでもいいでしょう。押さえるべき点だけに集中して見直すといいでしょう。これは効率的な勉強法と通じる所がありますね。
悪かった点を見つけたら、見つけただけでハッピーになるのも勝てないプレイヤーの典型例です。以下のは悪い例ですね。
「あ~ここの動き悪かったわ。このせいで試合負けた可能性あるんご~」思考終わり。
これでは「ただ単にリプレイを鑑賞しただけ」になってしまいます。
悪いと思った点、集団戦で負けたり、オブジェクトを取られた場合は、なにが原因だったかを考えてみましょう。物事には必ず起点があります。その原因を分析して、次にまた同じ過ちを繰り返さない事が重要です。
余談ですが、原因と起点について興味ある方は、以下の著書を入門としてお勧めします。これらの類は行動心理学と呼ばれる、人間の行動には目的がある、という考え方から来ています。