本記事は、私の経験を元に独自の解釈を多く含む記事になります。

では突然ですが、リーグ・オブ・レジェンドの3本あるレーンの中で一番重要なレーンはどこだと思いますか?

トップレーンは、比較的序盤の恩恵が大きいドラゴンに遠いため、重要度は下がります。ボットレーンは、ドラゴンから近いですが、茂みにワードが置かれている事が多く、またADCの成長は遅めだと思われます。

上記に比べてミッドレーンは、ドラゴン・ヘラルド、そして他の2つのレーンに隣接しているため、ミッドレーンこそが重要度が一番高いと言えるでしょう。

また、ミッドレーンを担当するチャンピオンはアサシンやメイジを始めとしたバースト持ちのチャンピオンが多いため、序盤からある程度の活躍が期待できます。

無論、ミッドレーンではバースト持ちvsバースト持ちが対抗し合うため、レーンでは常に牽制が行われているでしょう。ミッドレーンは一度対抗の有利不利がついてしまうと、その後中々ひっくり返すのは容易ではない傾向があります。

さて、そんなミッドレーンですが序盤から中盤にかけて味方の士気に深く関わってきます。これはミッドレーンが一番重要なレーンであるという共通認識があるのも理由の一つでしょう。

そもそもどのレーンが重要であるかわかってないブロンズとシルバーあたりの士気には影響がなさそうな話ですので、そこは茶を濁します。

ミッドレーナーが周囲の士気を上げる行為・下げる行為を私は勝手に、スパイダーマン現象と呼んでいます。


スパイダーマン現象とは

私が勝手に呼んでいるスパイダーマン現象とは、ゲームにおいて重要性が高いプレイヤーの行動の結果により、周囲の味方の士気が上がったり下がったりする事をいいます。

名前の由来はスパイダーマンに出てくるベンおじさんの名言「大いなる力には、大いなる責任が伴う」からきています。

lolで他の例を上げるならば、ファーストブラッドもこれに該当します。

例えば、味方がファーストブラッドを取った時、「よっしゃー!!!」と思いませんか? 味方が頼もしいと思う人は多いでしょう、また、自分の負担が少し軽く感じ、リラックスした状態になる人もいるかと思われます。

逆に、敵がファーストブラッドを取った場合、「あーあー、敵にファーストブラッド献上したあいつ大丈夫かよ・・・」と不安になりませんか?

脳から心臓までの血管が短いジャングラーなら、全体チャットで「GG」と発言したりする場合もあるでしょう。この愚直な行為は、味方の士気を下げ、敵の士気を最高に煽ります。

さて、このスパイダー現象ですがこれはミッドレーナーがレベル6になった頃によく見る事ができます。

ミッドレーンにおけるレベル6とは、ウルトを覚え、青バフを持っている場合が多い時間帯です。

例えば、ミッドレーナーがフィズやアニーであればほぼ確実に仕掛けたいと思うでしょう。

仕掛けた結果、勝てば周囲を活気づかせる事が出来ます。

私の経験ですが、ゴールドからダイヤモンドまでレートを上げている最中にミッドレーナーがファーストブラッドを取った後、20分まで他のレーンが勝っていた場合の回数を数えた結果、両者の関係性は71%でした。

これはつまり、大いなる力を持つミッドレーナーには大いなる責任が伴うという事が言えます。

ミッドレーナーがゲームに与える影響性

ミッドレーンが試合そのものに与えるインパクトは、lolでは一つのキーになると私は考えています。

例えば、ドラゴンを敵に取られた場合、そこまで士気には左右されないでしょう。

なぜなら試合中、ドラゴンは他にも取る機会があるため、価値が分散されているからです。

トップレーンが負けている場合よりも、ミッドレーンが負けている方がチームの士気に関わるでしょう。なぜなら、ミッドレーンの方が重要度が高く、また、味方のミッドレーナーが負けているという事は敵のミッドレーナーが育っているという事だからです。

これらのようにミッドレーナーには多大な責任が伴います。

では、次回の記事ではミッドレーンがゲームに与える影響力が一番高いという仮定した上で、私が意識して行っている戦術を紹介できればと思います。