突然ですが、あなたはビルドを決める時、何を参考に決めていますか?
ゲーム中、各チャンピオンごとに用意されているお勧めから?
プロの戦績とビルドが参考にできるprobuildsや豊富なガイドが揃っているMobafireなどのウェブサイトから?
上記を参考にして、自分なりのビルドを模索するのはとても良いのですが、勝てないプレイヤーは参考ではなく、そのまま受け入れる傾向が非常に強いです。
例えば、「ルシアンで妖夢の霊剣勝ってるプレイヤーの勝率が高い!よーし、真似したろ!」と思ったプレイヤーが、妖夢の霊剣を買うもの、妖夢の霊剣のアクティブ効果を全然使えていなかったりする場合、代わりにラストウィスパーを購入する方がコストパフォーマンスは良いでしょう。
他にも例えば、「俺はタンクだからガチガチに物理と魔法防御で固めたろ!プロもそうしているし!」と意気込んでビルドを組み立ててみたものの、魔法を使ってくる相手がいないのに魔法防御を積んでいる勝てないプレイヤーはとても多いです。
また、ビルドは臨機応変に組む、相手の構成によって組む、自分のレーンの具合によって組むことも大切です。これらが重要なのを頭では理解しているものの、実行に移せていないのが勝てないプレイヤーの傾向です。
勝つプレイヤーは勝てないプレイヤーよりも、情報を処理することに長けています。プロのビルドなどを参考にして、そこから自分が吸収するべき情報を選別し、試行に移しています。
なぜ、勝てないプレイヤーは勝つプレイヤーのように思考に対して柔軟さに欠けるのでしょうか?今回のケースでは、ヴェブレン効果が関わっています。
ヴェブレン効果とは?
ウェブレン効果とは、対象の価値が高ければ高いほど、その効果や効用に対する期待値も高まるという心理効果です。
- 例えば、100円のりんごと、1000円のりんごがあったとします。
- 中身はどちらも同じですが、ウェブレン効果が働いた消費者は「1000円の方のりんごのほうがおいしい」と思います。
- 実際二つを食べ比べて見ても、そう錯覚します。
他にもわかりやすいヴェブレン効果の代表としては、ブランド品を購入する心理がまさにそうです。商品がもたらす実際の効果よりも、いかに商品が高額であるか、希少であるかを優先する心理です。
さて、話をLOLに戻しましょう。
- みんなが参考にしているウェブサイトだから、そこに載ってある事を鵜呑みにする。
- プロがそうしているから、自分もそうする。
この二つの考え方が、ヴェブレン効果と言えます。
- みんなが使っている=良いもの
- プロ=良いもの
という考え方をしているわけですね。
記事の初めにも述べていますが、参考にすることはとても大事です。しかし、その情報を鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考とし、自分なりに取り入れていくことが最も大事です。
勝てないプレイヤーはプロの情報を鵜呑みにし、結果が悪いものであっても、「味方が悪かった」「俺はプロを参考にしている!俺は悪くない!」と、言い訳しめちゃくちゃな持論を展開してくるケースも多々あります。
まず、あなたが参考にしている情報は本当に良いものなのか?そして、その情報をどのように処理するのか?を意識すれば、あなたなりの勝ち方が明確になってくるでしょう。