リーグ・オブ・レジェンドに関するウェブサイトでは、勝率の高いチャンピオンの一覧を見れるサービスがあります。
他にも、勝率が高い場合よく購入されているアイテムや、ビルドの例もあります。
実際に統計サイトを参考にする場合、自分が探したい情報を明確にしてから見るといいでしょう。
「今ボリベアが強いんだって~!勝率60%!こいつ使っておけばレートあがるんご~!」
通常、勝率の高いチャンピオンを使い、レートを上げようとするのは一見理に適っている行動だと考えられます。勝率を参考に、自分が得意になろうとするチャンピオンを練習するのもいいでしょう。
しかしながら、統計をまとめたウェブサイトの情報をあまりに妄信し、その情報を絶対と信じることは勝てないプレイヤーにおける典型的なパターンと言えます。また、このような人はビジネスにおいて、流行などに流されやすい傾向があります。
なぜ、そのようなことになるのでしょうか?
バンドワゴン効果とは
バンドワゴン効果とは、ある商品やサービスを支持する人が多ければ多いほど、その対象によって得る満足と安心感が増加する効果のことをいいます。
流行に流されやすかったり、その商品の価値よりも評判を聞いて購入の判断している場合、その人にはバンドワゴン効果が働いていると考えられます。
例えば、先ほどのボリベアの例で考えてみましょう。
- あなたはボリベアを使ったことがありません
- あるウェブサイトで、ボリベアの勝率がとても良いことを知りました
- あなたは勝率のよかったボリベア、そして勝率のよかったビルドをそのまま使いました
- 勝率のよいチャンピオンとビルドを使うことによって、あなたは満足感と安心感を得ました
この場合の心理だと、例え試合に負けても自分には非がないと思う人が多い傾向があります。
例えば、10万円の高額なブランド品を購入したにも関わらず、品質がよくなかった場合、バンドワゴン効果が働いている人は商品の価値とは別の所で粗探しを始めます。
例えば、
- 店の管理がずさんだった
- たまたま自分の手元にきた商品だけが不良品だった
もしも、商品の価値に対して「10万円もするが、実はそもそもそこまで品質が高い商品ではない」と認める場合、購入を決めた自分の非を認めることになりますが、バンドワゴン効果が働く人は自分の非を認めることにとても大きなストレスを感じる傾向があります。
なので、自分の決定事体は正しかったものとして認識し、事実を歪める方法を取る傾向があります。
そして実際は、決定権を他の人や周囲の声に委ねているので、概ねブレます。
ではどうすればいいのでしょうか?
まず、情報を探す場合は、自分が欲しい情報を明確にし、得た情報を分析することを心がけるといいでしょう。
例えば、ボリベアの例では、
- トップレーンで勝率の高いチャンピオン
- ボリベアは自分に合っているか?
- ビルドはどのようなものがあるか?
- そのビルドにした場合の動き方は?
と論理的に考えていけば、最終的なボリベアをランクで使うか使わないかの判断を自分で行うとよいと思われます。
LOLは数多の情報をそのまま受け入れてばかりでは、勝率には繋がりません。なぜなら、それぞれの人に向いている勝ち方というのが存在するからです。自分で考えるためにも、外部の情報は自分なりに分析した上で、それを使うか使わないかの判断を行うと勝率に反映されていくでしょう。