リーグ・オブ・レジェンドは結果論や、たらればを用いる事で、素人でもプロの試合を見ながらそれっぽい意見を述べる事は容易です。
プロの大会であるにもかかわらず、コメント欄が質の低いべんじょの落書きで溢れかえっている事からも、LOLプレイヤーの民度の低さが伺えます。
また、二十歳にも満たないプロが素行の悪さ故に公式から処罰を受ける事自体も珍しくない文化を確立しつつあるLOLを見ていると、動物園の柵の中から野に放たれた動物を眺めているようで第三者としては割と楽しいです(XJ9ファンボ)
さて、本日は自己評価のお話です。
早速ですが、以下の質問にあなたならどう答えますか?
「あなたのLOLの実力は?」
あなたがシルバーであればこのように答えたりはしなかったでしょうか。
「そうだね~。シルバーの上のほうかな~」
実際、そう答えたのがシルバー5の人だったら、他人はどう思うでしょうか。
「あいつ?シルバー5だけど。まぁブロンズみたいなもんだよ」
さて、人の自己評価というものは、他人による客観評価よりも高くなる傾向があります。この効果を、心理学では平均以上効果と呼びます。
平均以上効果とは
ほとんどの人に共通して見られる効果ですが、人は自分の事を周囲の評価よりも20%上乗せして評価する傾向があります。
特にLOLではこの効果が強く働いているプレイヤーが多いと感じます。
「味方がくそだわ~!!!!!!!」
主に味方のせいにするプレイヤーは、自分の実力が現レートに見合ってないと認識して遊んでいます。
特にLOLはチームワークが重視されるゲームなので、人に責任をなすりつける事が容易でもありますので、このようになります。
例えば、これが数学のテストだったらどうでしょうか。
テストで、あなたの点数は20点でした。
「俺、やべー!!!!!」
普通なら、勉強しなくちゃやばいなと思うのですが、平均以上効果が効きすぎている人は次のように考えます。
「教授の出した問題、今回難しすぎだわ」
「ここは将来使わないから点数なしでもいいわ」
「俺が悪かったという事は、他のやつらも悪いだろう」
なぜ、こんなに自分の評価を高くできるのでしょう・・・。
実はこれには、理解できると「えぇ・・・」と思いざるをえない理由があります。
LOLプレイヤーで例えてみましょう。
- 試合に負ける
- 俺に落ち度はあったのか?(ストレス1)
- ないよなあ?(ストレス2)
- じゃあなんで負けたんだよ!
- 味方がごみだったからだわ!((ストレス解消)
人というのは、自分に比があると認める行為に対して多大なストレスを感じます。
脳はストレスが大嫌いなので、できる限り自分の比を認めるのを避けます。これは私達人間が持つ防衛機能でもあります。
勝てないプレイヤーは自分の実力がレート帯相応だという事を認めず、自分のレートを周囲に比べて平均以上だと思い込むことによって、自尊心を守り、ストレスを緩和しようとします。
必ずもマイナスばかりに働く要素ではありません。例えば逆に、自分の実力を平均以下だと思い自分を追い込みすぎるのも考えものです。
平均以上効果によるデメリット
平均以上効果が強いプレイヤーは、成長しません。
平均以上効果は、試合を振り返る際に強く関わってきます。
負け試合を振り返る時、LOLの試合の敗因は常に自分を軸に考えないと次の試合の勝利には関わってきません。
まずは素直に負けを認めましょう。
素直に負けを認めたくない人は、その原因が自分にあると考えたくないからでしょう。
すぐに割り切れる事でもないかもしれないですね。
それならば、いっそ自分に原因はないと考えましょう。
「味方運が、味方運が悪いんじゃー!味方くそなんじゃー!」
それでは、味方が相手よりも格下しか引けない状況でも勝てる可能性を模索しましょう。
それしかないのです。
大切なのは振り返りを行い、次の勝利への可能性を検討する行動です。
自分の動きに一切の落ち度がなかったと考えた瞬間、振り返りは行われません。
平均以上効果による感覚の麻痺を避け、自分を変えるための行動を起こし、勝率を上げていきましょう!