久々にリーグ・オブ・レジェンドをする時間が出来たので、ランクを回しました。

試合のレーンとチャンプの内訳は、

  • ジャングル 勝率70% その時の雰囲気で
  • ミッド 一度も無し
  • トップ(どこでもオプション) 勝率100% ナサスのみ
  • サポート 勝率55% ブランドのみ
  • ADC(どこでもオプション)勝率100% アッシュのみ

この記事は時期的な記事になるので、題名に「シーズン9」と記載しています。対象はゴールド以下のプレイヤー。心理学というよりは、もう少しゲーム内の内容寄りになると思います。シーズンが変わった場合、ジャングルやメタに変更があると思います。

プラチナ4まで上げて、やはり思う事は、言い方は悪いけど雑魚しかいないという事。

シーズンが始まったばかりのせいか、うまい人と下手な人の差が極端に出るような気がしました。特にゴールドは腕はイマイチなのに口だけは達者という、学生でいうと大学生のようなプレイヤーが多く、チャットとピングが賑わいます。

以前にも、プラチナまで上げた記事は書いてますので重複しない事を書きたいと思います。以前の記事は次をご参考下さい。【シーズン7】新しいアカウントをゴールド5からプラチナ4まで上げて思った事

今回の記事は勝てないプレイヤーの共通点や傾向と、改善策を書きたいと思います。

まず初めに勝てないプレイヤーの共通点は、勝ち方をわかっていない所です。より細かく言うと、目的と手段を履き違える所でもあります。

LOLにおける目的というのは、ネクサスの破壊ですね。極端な話、ネクサスの破壊させすればなんでもいいわけです。しかしそれには様々な障害と妨害が伴うので、目的を遂行するべく、CSを取ってゴールドを稼いだり、オブジェクトを破壊したり様々な手段を取る事になります。

「んな事わかっとるわ」というのは私も重々承知なのですが、ゲームに熱中しすぎて上記の原則を忘れているプレイヤーの多い事。

更に具体的な事を言うと、ネクサスが割れる状況であればファームはこれ以上必要ありません。

あなたがナサスで100スタックしか貯まっていなくても、現時点でゲームに勝てるなら更なるスタックを貯めるためにサイドプッシュする必要はありません。

みんながグループしてレーンを押して勝てる状況なら、わざわざ森に入ったり、バロン周辺の視界を取る必要はありません。

ネクサスを破壊できる状況であれば、それ以外の選択肢は不要です。

さて、それではいくつかのケースを見ていきましょう。


勝てないプレイヤーは流行に敏感である必要はない

私がランクを回している時期は、既に Riot による対策がなされましたが、丁度スペルシーフエッジを積んでトップへ来るカルマが流行った時期と重なりました。既に廃れているので説明はいたしませんが、勝てないプレイヤーは意気揚々と「最新のメタだぜ!!」と鼻息を荒くしトップカルマでカルマ(業)を背負って来ていました。

しかしLOLというのは、最新のメタを使えば勝てるという方程式は成り立たないのですね。

更に言えば、ラストヒットをレーンで取らないというメタはLOLの原則に反しているのは明確であり、ファンネリング同様一瞬で潰されるだろうと予測はできました。そしてなにより、カルマを使えば勝てるのであればカルマ自体が前から流行っているだろうという前提があるはずです。

低レートにおいてLOLで勝つためには、ゲームを通しての流れを優先的に知るのが近道です。

それにも関わらず、一時的かつ排他的な流行に飛びついた結果、「ランクがあがらないぽよ~」と嘆く勝てないプレイヤーの姿は、普段から勉強していなくて試験前に一夜漬けをする学生、はたまた受験前に合格祈願を大量買いする学生みたいなものです。

勝てないプレイヤーが動画を見る時は脳死している

最近はよく日本人プレイヤーも youtube に動画を上げるようになりました。高レートのプレイヤーの配信も増えてきました。

日本人プレイヤーの動画は増えるのは好ましい事なのですが、いわゆる勝てないプレイヤー特有の悪い影響を受けている方も多くなっているかと思われます。例えば、wikiを一読しただけでうまくなったと勘違いをする方の、動画版です。

うまい人の動画を見るだけでLOLがうまくなるのであれば、LOLの大会の実況者は例外なく、むちゃくちゃLOLがうまいはずです。

そうなっていない理由は、単純にLOLの試合を見るという行為がゲーム中のパフォーマンスに結びつかないためです。

ではどうすればいいのでしょうか?

プロの動画を見る際に、どこを実践できるかを考えながら、抜粋していくといいでしょう。

勝てないプレイヤーは、見ているその場でうまくなった気がして、その後に続いていない傾向が強いと思われます。これならば、高レートの人の動画を見るよりも、単純に自分のリプレイを見て分析を行う方が身になるでしょう。

また、最大の注意点として高レートのプレイヤーの試合は、周りの敵味方も高レートであり、その事を前提に動いているという点です。つまり、勝てないプレイヤーとはそもそも環境が違うのですね。

勝てないプレイヤーの方で、高レートのプレイヤーの試合を見て、こんな印象を持った人はいませんか?

「味方の寄りすげー早くていいなー! 俺の場合、戦い始めても味方寄ってこねーんだけど!」

そりゃそうです。

味方の寄りの早い低レートなんて存在しないのです。

味方の寄りが早いという間違った前提で遊んでいるからこそ、勝てないプレイヤーにいるわけです。

例えば、高レートの人が低レートにスマーフをしていて、「味方よえー! 勝てねー!」なんて叫んでいたらどう思いますか? 「低レートなんだから当たり前やん」ってツッコミませんか?

この辺りは、過去に執筆しておりますのでご参考下さい。プロを参考にする時の法則!ヴェブレン効果とは

では次に、応用としてジャングルとミッドに触れたいと思います。

試合を作るには

「ファームすれば勝てる!!」

「ジャングルの仕事はファームです」

私がランクを回している間、そんな人達がちらほらいました。恐らくは高レートのプレイヤーによる動画の影響でしょう。

高レートの人の言う通り、高レートではファームは重要な要素です。しかしながら、低レートにおいてファームの優先順位は、やや下になります。

理由としては、ファームでの優位を低レートは活かす方法を知りませんし、知っていても実践ができませんし、そもそもラストヒットが下手くそだからファームの効率が良くないからです。

低レートでの優先順位は少人数戦で勝つことと、プッシュすることになります。

例えば、私の場合は低レートでジャングラーをする場合、ほぼほぼガンクだけを行います。丁度森の中立の経験値が低くなった事もあり、ガンクした後にレーンのミニオンを食べればレベルは遅れませんし、対面の成長を遅らせる事ができます。

「でも俺の見てる配信者は、そんなにガンクは決まらないっていってたけど!!」

それは高レートでの話であり、低レートでは必ずガンクが決まります。

例えば、ブリッツのQの話をしましょう。

高レートではブリッツのQを「撃つぞ撃つぞ、ほら撃つぞ~」と牽制に使います。Qが使える状況を利用し、相手にプレッシャーを与えます。

なぜなら、ブリッツのQなんていきなり撃ってもそこまで命中しないからです。

ではこれが、必ずブリッツのQが当たる場合はどうでしょうか?

ブリッツのQが必中の場合、牽制なんてします?

しませんよね?

低レートでガンクする理由は、そういうことです。

高レートではファームを優先する理由も、そういうことです。

そもそもゴールドを稼ぐ手段で考えるならば、キルが一番効率が良いという単純な話です。

低レートという肥溜めを抜け出すには

一度、ランクがゴールドの底辺に定着してしまうと、ゴールドの番人となりしばらくそのレートに居座ってしまう傾向があります。

さて、ここからが本題ですが勝てないプレイヤーは、一度適正と言われたレートの前後を長期間に渡って所属する傾向がとても強いです。
レートの最下位にいる理由!ラベリング効果とは

低レートにおいて、最新のメタを取り入れる必要はなく、高レートのプレイヤーの動きをそのまま真似ようとする必要もありません。必要なのは、LOLでの勝ち方を学ぶ事です。

勝てないプレイヤーの多くは、勝ち方の学習方法を理解していないか、勝ち方を実践できていないかの2通りかと思われます。

違う方向性へ頑張っていたり、味方のせいにして傷を舐める人のランクは上がりにくいでしょう。

ランクを上げるには効率良く勝つ方法の模索です。低レートでセイヤセイヤと荒ぶっている方は、いつもどのように試合に勝っていて、どのように負けているかの記録をつけ、分析を始めることから初めてはいかがでしょうか。