リーグ・オブ・レジェンドには様々なプレイヤーがいます。
皆それぞれ、違う考え方を持っているのでLOLにおける考え方や、勝ち方に対する方法も様々です。
勝つプレイヤーは、LOLの試合で自分の役割を明確に把握しており、試合に勝つためにどのような流れを作ろうかを試合中、意識しています。
これは、過去の試合の経験から、自分なりの勝つイメージや、勝つための法則がある程度確率されているからです。
そして、他のプレイヤーと試合中連携を行う中で、他のプレイヤーの意図を察し、場合によっては他のプレイヤーの動きに合わせてチームの一員として動きます。
そのような場合、試合中に臨機応変に周りに合わせて対応する必要がありますが、自分がどういうプレイヤーであるかが明確にイメージできている場合、そのイメージに変化を加えていく形で対応することができます。
勝てないプレイヤーは、そのような自分のイメージを明確に持っていません。
それはなぜでしょうか?それには、自己概念が関係しています。
自己概念とは
自己概念とは、自分が抱く、自分に対してのイメージです。
例えば私たちは、自分の友人のことを考える時に、自分の主観と他の人からの友人に対しての評判などを元に、最終的な友人のイメージを形成します。
友人以外にも、何かを考えるときは自分の主観を起点に、他の要素を合わせて考えています。
しかし、自分が自分に対して考えるときは、自分の主観を起点に自分を考えることになります。自分の主観で自分を客観視するので、ちょっと特殊ですね。
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズ博士によると、このことを自己の二重性として論じています。
これより先の自己概念のお話しは、難しいのでここまでにしておきましょう。
ここでは、自己概念には、人は自分が抱く自分のイメージに近づこうとする傾向がある、ということを押さえておきましょう。
さて、話をLOLに戻します。
LOLで勝つには、自分なりの勝ち方や定石を構築することが効果的です。
勝ち方は人それぞれで、勝率さえ上がるのであれば全て正解になります。下がっているのであれば、その勝ち方や定石は通用していないということです。
勝ち負けを繰り返していて、レートの変動がない人は少しずつ自分の勝ち方の精度を高めるべく、試合の振り返りを行うといいでしょう。その内、そのようなプレイヤーは自分の勝ち方と定石を固め、勝つプレイヤーとなります。
勝てないプレイヤーにおける悪い傾向は、自分なりの勝ち方や定石を持たないことや、常にブレ気味であることです。
勝てないプレイヤーに共通することは、彼らは自分の定石を持ちません。
ブレてる間は勝てない。失錯行為とは
勝てないプレイヤーのブレている行動の一つに、使うチャンピオンを絶えず変えるというものがあります。
使うチャンピオンをコロコロ変えることは、あまりお勧めできません。
チャンピオンの性能を引き出すためには熟練を必要としますし、チャンピオンによって使い方に差異があるからです。
ではどうすればいいのでしょうか?
LOLのチャンピオンは前述したように、様々なタイプのチャンピオンが存在します。その中から、使うチャンピオンをある程度絞るといいでしょう。
例として、様々なチャンピオンというのはタンクだったり、DPSだったり、バーストを出したりです。ある程度様々なチャンピオンを使う過程で自分に合ったチャンピオンというのは見つかることでしょう。
LOLにおけるチャンピオンは、そのチャンピオンに向いている役割があります。そして、あなたにとって向いている役割もあります。そして、あなたにとって向いている勝ち方も存在します。
勝てないプレイヤーは現実的な範囲で、どのような勝ち方をするプレイヤーになりたいのかを考えましょう。
例えば、「ガンガン体面をぶっつぶしてそのまま試合もぶっ壊す!」という現実的ではないものではなく、「ミスが少なく、オブジェクトを優先して取るプレイヤー」や「レーンでデスをすることなく、CSで相手に大差をつけるプレイヤー」と具体的で、現実的な範囲のものがいいでしょう。
それから、あなたがどの役割に向いているのかを自己分析し、その役割に合ったチャンピオンを使うことからはじめるといいでしょう。
もし自分の向いている役割がわからない場合は、プロでなくてもいいので、実際のプレイヤーを目標にするのも効果的です。心理学では誰かをモデルにすることをモデリングと言います。
心理学でいうモデリングとは、ある対象を見本にし、対象と同じような行動を取ることをいいます。
形から入って、理解しよう。モデリングとは
人は目指すべき人物像を明確に想像できると、無意識にその人物像に近づく努力を行います。
どのような勝つプレイヤーになり、どのような勝ち方をしていきたいのかを明確にした上で、常にそのイメージを意識しながら試合を行うことで実際のあなたも洗練されていくでしょう。