題名の通り、この記事は2017年6月20日から7月2日の12日間でランク未使用のアカウントをゴールド5からプラチナ4まで上げた時の感想です。試合数は大体60試合弱。

試合のレーンとチャンプの内訳は、

  • ジャングル 勝率72% チャンプはその時強いと思ったやつ
  • ミッド 勝率53% チャンプ適当
  • トップ(どこでもオプション) 勝率100% チャンプはナサスのみ
  • サポート(どこでもオプション) 4試合くらい? 勝率75% ザイラかラックスのみ
  • ADCは一度も無し

この記事は時期的な記事になるので、題名に「シーズン7」と記載しています。対象はゴールド以下のプレイヤー。心理学というよりは、もう少しゲーム内の内容寄りになると思います。シーズンが変わった場合、ジャングル等に変更があると思います。

ちょっと長い記事なので、先に目次。

  1. チャンピオン、レーンの話をする前に
  2. チャンピオンとレーン
  3. 戦闘に寄るか寄らないか
  4. レーンの時間はそこまで大事じゃない
  5. バフは誰のもの?
  6. 負け癖のあるプレイヤーは救えない

ゴールドからプラチナへ上げて、まず思う事は、言い方は悪いけど雑魚しかいないという事。

不快に思う方もいるかもしれないけど、そう思う人は多分プラチナより下だから。プラチナ以上のプレイヤーなら間違いなく、「ゴールド?余裕だよ」と答えると思います。

というか今はそうでもない人も、一度プラチナへ行けば多分こう思います。「ゴールドって大した事ねえな」そしてダイヤへ上がれば「プラチナって()」となるでしょう。

プラチナより下でこの記事を読む人が、今後そう思えるようになれるといいな、と。

下記はゴールドに留まっている人で、どこを意識すれば、低レートから抜け出せるかを書いたものです。ではまずは共通項から見ていきましょう。


チャンピオン、レーンの話をする前に

強いチャンプ、得意なレーンを決める前に、まずは基本をおさらいしましょう。リーグ・オブ・レジェンドの勝ち方は2種類あります。相手のネクサスを割るか、相手が降参するかです。超大切な事なので、もう一度言います。

リーグ・オブ・レジェンドの勝ち方は2種類ありまして、相手のネクサスを割るか、相手が降参するかです。

「んな事わかっとるわ」というのは私も重々承知なのですが、ゲームに熱中しすぎて上記のルールを忘れているプレイヤーの多い事。

ネクサスが割れる状況で、バロンコールしたり、ネクサスが割れる状況で、リコールしたり、ネクサスが割れる状況でファームをするプレイヤーがいるレート帯が低レートなのです。

そのような脳死な行動を自分だけは取らないようにしましょう。そして、ネクサスが割れる状況なのであれば、迷わずにネクサスにピングを連打しましょう。ネクサスを割る最短の方法は、集団戦で勝ってチームでネクサスを割る事ですね。では次です。

チャンピオンとレーン

チャンピオンは奇抜なのじゃなければ適当に強いの使ってりゃいいと思います。適当っていうのは、使い勝手が良い奴、スキルセットが優秀なやつ、サステインがあるやつ、操作が簡単なやつです。

「俺っちはヤスオ使うかな~。あいつ難しいけど、俺ヤスオは使えるから~」

この場合の使えるは、ゴールド的に使えるという意味で人並みに使える、という意味ではありません。難しいチャンピオンはそもそも使わないようにしましょう。

「でも練習すれば使えるようになるんちゃうん???」

練習した所で下手だから低レートにいるわけです。気付きましょう。難しいチャンプは低レートでは必要ありません。自分の負担が増えるだけです。簡単でOP時期がきているチャンプを使いましょう。

レーンについて。レーンはどこでもいいですが、ジャングルかミッドをお勧めします。

レーンをする場合、条件が一つありまして。自分のレーンは必ず勝ちましょう。低レートで対面に勝てない場合は、どのみち後々問題が出てきますので、勝てるようになるまでゴールドにいましょう。

また、レーンの勝敗が試合の勝敗を確定付けるものではありませんが、勝利の要素の一つには違いありません。

大半の「レーンで負けたけど試合には勝ったキャッピー」というのは、結局の所、味方が強かっただけです。

私の場合は、トップはBANされない限りナサスをピックする事が多いです。理由は、ナサスはファームさえ出来れば後半必ず恐ろしい火力を叩き出せる、からです。他の味方のレーンが壊滅しても、自分さえファームできていればなんとかなる、という信頼感があるから好きです。

戦闘に寄るか寄らないか

味方が戦い始めました。自分は近くにいません。さて、自分は寄った方がいいのか? 寄らないでいいのか?

本当であれば、寄るか寄らないかは、その戦闘の後のオブジェクトの重要さで判断する事なのですが、低レートのプレイヤーではその判断が難しいでしょう。下手すればそもそもそんな判断自体をしないプレイヤーも多数存在します。なので脳死で寄りましょう。

LOLでは集団戦はとても大切です。

「でもね、スプリット・プッシュしてたんだけど! 味方が勝手に戦い始めるの!」

そんな戦術の理解を味方に求める時点で、あなたは雑魚です。あなたにとってはスプリット・プッシュをしているつもりでも、味方からすればあなたは「グループをしないでずっとファームをしている迷惑な味方」としか映らないのです。恐るべしレート帯ですが、その通りなのです。

例え、ゲーム後半でボットレーンをスプリット・プッシュしその後の状況によっては味方にバロンを取って欲しいと思っていても、味方はとってくれないでしょう。

とても簡単に言うと、ゴールド以下のレートの試合はほぼARAMです。なのでゲームの流れとしてはARAMを意識しましょう。

ARAMだけど個別のレーンがついた、それがサモナーズリフト。このくらいの認識で良いです。

あなたはARAMで味方が戦い始めたらどうしますか? 脳死で寄りますよね。ゴールド以下のサモナーズリフトもARAMの延長線みたいなもんです、だから脳死で寄りましょう。

更に乱暴な事を言うと、勝っている・あるいは相手に対して有利をつけている場合、ミッドレーン以外行かないでいいくらいあります。

勝っている時は調子に乗りやすく、視界を確保していないのに相手の森へ入って捕まってデスする、それがこのレートです。チームで固まってタワーを割ればいいのに、無意味なダイブをするのもこのレート。勝っている場合は、余計な事をしないのが最善です。

勝っている時こそ慎重になりましょう。この辺りは以前の記事で解説しています。

ハウスマネー効果とは、人は利益を得た直後、リスク志向を促進する傾向のことです。

ハウスマネーとは、カジノで扱うお金やチップのことです。カジノで大金を稼いだ後、人は更なるギャンブルを求めリスクを取る傾向があることに由来しています。
試合を台無しにするスローの原因!ハウスマネー効果とは

さて、低レートで集まりが悪い理由は3つあります。

その中でも、相手が5人集まるまで待ってから集団をする、という究極の愚行を何度も目にしました。集団戦というのは人数差をつけた状態で有利を作りたいからこそ、スプリット・プッシュという戦略等があるわけですね。そういうのは無視なわけです。

理由の一つ目は、何故なら、何も考えてないのだから、です。

そしてもう一つ、集まりが悪い理由は、ミニマップをそもそも見てない、というパターンです。

二つ目の理由は、そもそも戦闘が起こっている事に気づいてなかった。

つまり、戦闘に気付いてないのだから、そりゃ寄りません。

三つめはやや特殊ですが、戦闘に気付いていながらファームを優先する、です。

これはタワーを割るような動きではなく、ただただ淡々と戦闘が起きている横でファームを行う行為です。特にADCに見られがちな行動な気がしました。

序盤、ボット近くで小競り合いが起きる場合、その後のドラゴンに直結しやすいので寄るようにしましょう。

究極な話、lolの試合の目的はオブジェクトを先に割る競争であり、全体のキルデスやCSは手段に過ぎないのです。

それでは、次に試合の流れに関して見てみましょう。次もよくわかっていないプレイヤーが多かったものです。

レーンの時間はそこまで大事じゃない

レーンの時間をいつまで続けるべきなのか? をわかっていないプレイヤーが多いです。

レーンというのはファームをする所で、何故ファームをするのかというとCSを取る事でお金を貯めるためです。

なので、レーンはある意味対抗とのファーム合戦という事になります。キルに拘る必要は実は一切なかったりするんですね。

「でもダリウスのパワースパイクはレベル6だからレベル6になったら仕掛けろって・・・! 誰かがそう言ってた!」

そんな雑魚の代名詞みたいな事を言うのはやめましょう。対面をキルしにかかるのは、味方のジャングラーがガンクにきた時だけでいいです。

ジャングラーがガンクに来た時は合わせましょう。来てほしくない場合は、一言そう伝えましょう。ジャングラーからすると、来てほしくない場合は、言わないとわかりません。

後はレーンいる間はひたすらCSの精度を高めましょう。

一度ここまでの内容をまとめましょう。

低レートのプレイヤーが低レートにいる理由は、いるべくしているからです。

レーンが下手、だから対抗に負ける。寄りが下手、だから集団戦に負ける、そして試合に負ける。負の連鎖ですね。負けるけど、学習しない、よって負け続ける、というわけです。ある意味幸せなんですけどね。

次は低レート帯プレイヤーの特にひどい点を挙げていきます。

バフは誰のもの?

結果から言うと、低レートではバフは全てジャングルのものです。

赤バフや青バフに関してですが、特に2週目の青バフをやけに欲しがるミッドが凄く多く感じました。

バフをあげるのはいいのですが、その後ソロデスあるいはガンクをくらって対抗に献上していた場面があまりに多かったため、低レートでは結果的にバフをあげない方が安定しました。

つまり、得体の知れない微妙な味方のミッドに青バフをあげるくらいなら自分で取って有効に使う方がいい、という事です。

更に言うとこんなクソレート、青無しでも対面くらいぼこせよという話でもあります(根性)

しかし青をあげないで、味方のミッドがデスすると低レートのミッドっぽく、「お前が青くれないから負けたわ」とありがたい講釈を垂れてきます。こういう場合、極力言い返す事は避けましょう。

あなたの味方のミッドは、ゲームにも関わらず他人に責任を押し付けた時点で、人間失格であり、「あぁこの人、宇宙人なんだ。じゃあしょうがねえわ」と悟り、一言「ごめんね」と言ってみましょう。

するとあら不思議、あなたのミッドは試合始終、肉壁としては役には立ちます。

その後も青バフはあなたが取り続けていいです。

次は最後にまとめと、心構えです。

負け癖のあるプレイヤーは救えない

低レートに長い間いる人に対して抱く印象ですが、彼らはどこか心が捻くれています。

例えばですが、ここはこうしたほうがいいよ、とかアドバイスしても素直に聞かないパターンか、聞いても3秒後に忘れるパターンが多いのですね。アドバイスしても結果的に実行されないので、学習性無気力が働いてこちらもアドバイスするのも諦めます。

学習性無気力とは、ある一定の期間に渡って何かしらの成果を期待しても、成果が出なかった時に、その状況を諦め、努力そのものを放棄する減少を言います。
敗北を糧にできるか

そういうわけで、レートを上げていた後期、私は試合開始直後、全員のピングとチャットをミュートしていました。lolのチャットはあまり生産的ではないので、そういうのもありかと思われます(ネトゲ否定)

私の経験ですが、低レートのチャットは肥溜めみたいなものなので、基本ミュートでも問題はありませんでした。

チャットがしたければノーマルやARAMでワイワイやりましょう。

最後に、lolに限った事ではありませんが、以下のような場合、あなたならどうしますか?

  • あなたは料理の素人です。
  • あなたは料理が上手になりたいです。
  • あなたは美味しい料理が作りたいです。
  • あなたは、そもそもなにが美味しいかはわかっていません。

上記の条件の場合、どうしますか? 色々方法はあるかと思いますが、簡単で効率よく料理が上手になるにはどうすればいいでしょうか? 答えは、「人に教わる」です。

教える人さえ正しければ、脳死で教わるだけでいいからです。

勝てないプレイヤーは沢山のプレイヤーを参考にするのが一番の近道でしょう。

敵で上手かったプレイヤーのリプレイやビルド、プロシーンで活躍しているプレイヤーの動画など、lolは独学で人から教わる方法も数多くあります。

要約すると、新しいアカウントをゴールド5からプラチナ4まで上げて思った事は、低レートにいるプレイヤーは脳死であり行動を改善しようとしないから勝てないという事です。

余談ですが、勝てないプレイヤーである原因が自分のもっと根本にあって、変えたいのに変われないという人にはアドラー心理学に触れてみるといいでしょう。

アドラー心理学は自己啓発の祖とも言えるもので、全部をいきなり理解しようとすると複雑ですが、近年では下記のような入門しやすい漫画もあります。