リーグ・オブ・レジェンドの上達には、戦略性に関して理解し、実践することが大切です。
頭では理解していても、プレイ中に実践して実益に繋げるには反復練習を必要とするでしょう。例えば、「あー!ここはこうしようと思っていたのに、実際はできなかった!」ということは度々あります。
そういったものは、意識して反復を続けることで磨かれていくことでしょう。
さて、もう一つ重要なのが、なにを練習するべきか?の選択です。
時々、勝てないプレイヤーが「勝てない原因はここにある!ここをひたすら練習するぜ!」と傍から見たら無意味な練習をしていることがあります。
例えば、チャンピオンの各スキルのベースの数値を覚えようとしたり、統計ウェブサイトからカウンターピックを暗記しようとする行為はそれに該当します。
改善すべき箇所を的確に分析し、その箇所が上達するように練習することが、勝率に繋がっていきます。
改善すべき箇所を間違っている場合は、それは無駄骨になり、あなたは「なんでこんなに練習してるのに、頑張ってるのに全然勝てないんだよ!」と感じることでしょう。
では改善すべき箇所はどうやって分析すればいいのでしょうか?それには、外的・内的要因を理解することで実践できます。
外的・内的要因とは
外的・内的要因とはある問題に対して原因が、自分にあると考えるか、相手にあると考えるかです。
人は日々起こる出来事や、自分の行動、他者の行動に対して原因や責任を考える傾向があります。
例えば、近所の人に朝、挨拶をしたとしましょう。返事はありませんでした。そこで、あなたはなぜ、返事がなかったのかを考えます。
- 「自分は嫌われてるのかな?」
- 「声が小さかったかな?」
という風に、自分に原因があると考えたり、
- 「相手が気付かなかったんだな」
- 「たまたま不機嫌だったのかも」
と相手の責任だと考えるかもしれません。
帰属について
心理学の用語で、原因や責任の在処を明確にすることを帰属と言います。
そして、自分自身に責任があると考えることを、内的要因への帰属と言い、自分以外に責任があると考えることを外的要因と言います。
内的要因には、自分の行動、性格、態度などがあります。
外的要因には、相手、状況、運などがあります。
さて、LOLに話を戻しましょう。
例えば、負けた試合であなたはこう考えます。
「味方が悪かったのさ!!!」
この場合、あなたは外的要因に帰属しています。
では逆に、「負けたのは、あの時の自分の行動が悪かったのも原因の一つかな~」と考える場合、あなたは内的要因に帰属しています。
結論から言うと、内的要因に帰属するプレイヤーの勝率は上がります。
なぜなら、内的要因である自分の行動は改善することができますが、他者の行動による外的要因を変えることは困難だからです。
内的要因に帰属すれば、負けた試合でも、「今の試合は自分のここが悪かったなー。次はこうしよう」というふうに考えることができます。
しかし、外的要因に帰属する場合、「今の試合は味方が悪くて負けた!次はもっといい味方引けたらいいな~」というふうに考えます。この場合、外的要因は完全に味方運なので、あなたの実力が上がることには繋がりません。
勝てないプレイヤーの負けた時の言い訳が多いのは外的要因に帰属することが多く、外的要因に対してコントロールを持たないのであなたの実力はずっと平行線です。
内的要因に帰属する考え方をし、勝った試合では、「今回の自分はここがよかったな、次もやってみよう」と考え、負けた試合では「自分のここが悪かったな、次はこうしよう」と改善を繰り返していくことで、あなたの判断力は研ぎ澄まされていきます。
LOLは適切で素早い判断力を競うゲームです。判断力が上がれば、勝率は確実に上がります。
改善点を明確にすることで、判断力をコツコツと上げていきましょう。