リーグ・オブ・レジェンドは常に適切で素早い判断を必要するゲームです。
状況が目まぐるしく刻一刻と変化するlolでは、手元にある判断材料から自分なりの正解を導き出さねばなりません。
lolでは特に早い思考の回転が要求されます。
例えば、集団戦だけでも以下のようになります。
- 相手は何人か?
- 誰をフォーカスするべきか?
- 味方のスキルのCDは?
- 敵のスキルのCDは?
- 敵のCC持ちはフラッシュを持っているか?
- 相手のアクティブアイテムは?
- この集団戦はするべきか?
- 集団戦で勝ったら得られるオブジェクトは?
- 逆に負けたら失うオブジェクトは?
と、このように集団戦だけでも沢山あります。
上記の要素一つ一つに判断を下していたらあまりにも時間がありません。lolでは適切に、そして素早く判断を下す必要があります。
では実際の試合では、何を頼りに判断を下すべきでしょうか?結論から言うと直観です。
心理学における直観とは
直観と書くと、「えー、じゃあ結局、カンでいいの?なんか理論的じゃないけど」と思う人がいるかもしれません。
本記事で扱う直観は、心理学における直観だと考えましょう。いわゆる、第六感的なものではありません。
心理学における直観とは、経験・価値観・感情などを総合的に、脳が無意識に判断し出した答えを言います。
lolの試合中は、この直観を信じて、その直観のための最大限の動きをする必要があります。最大限の動きをするには、多少なりともハンドスキルが必要となります。
低レートの勝てないプレイヤーは、この直観が間違っている傾向が強く、高レートの勝てないプレイヤーは直観が出した正解を具現化するためのハンドスキルに欠ける傾向が強いです。
直観を磨くためには、試合の振り返りを行うといいでしょう。「あそこはこうすればよかった」「こうしていたら結果が変わったかな?」と振り返りを行うといいと思われます。振り返りの際には、時間をかけてもいいので適切な判断を下すようにします。
試合外で適切な判断を下しておくことで、脳が学習し、直観を出す際に正解に磨きがかかります。試合中に直観を磨くことは難しく、脳はある程度の学習を必要とするため振り返りが一番良く判断力を鍛える方法です。
時間をかければ適切な判断を下すことは容易です。例として、ハンドボール選手の学生を集め、ある場面を見せ、次にどう動けばよいかを聞いた所、専門家の意見と変わらなかったという研究結果もあります。
時間をかければ適切な判断は下せます。直観は過去に下した適切な判断から導き出されます。試合中、適切な判断を素早く下せるようになるために、日頃から振り返りをしておくといいでしょう。