本記事は、【ミッドレーン】チームの士気を高めろ!諸刃の剣の記事の続きです。もし先述の記事を読んでない場合は、順番に読む事を強くお勧めします。

さて、前の記事で私が勝手に作ったスパイダーマン現象の意味を説明しました。今回はその現象を試合で約立てる方法に関してになります。

順序を追いたいので、まずはおさらいです。スパイダー現象の定義は以下です。

私が勝手に呼んでいるスパイダーマン現象とは、ゲームにおいて重要性が高いプレイヤーの行動の結果により、周囲の味方の士気が上がったり下がったりする事をいいます。
【ミッドレーン】チームの士気を高めろ!諸刃の剣

相手の士気を下げれば、それだけ相手に降参を促したり、協調性の乱れを作る事が期待できます。

2013年に発表されたバスケットボールの勝率を表したデータによれば、協調性の悪かったチームは、良かったチームに比べてシュートの本数が下回ったデータがあります。

つまり、協調性が無ければシュートが成功するより前の話の、シュートの本数自体が減るということです。

これはリーグ・オブ・レジェンドでも同じことが言えるでしょう。

例えば協調性の無いチームが一丸となってオブジェクトを取りにいけるでしょうか? 協調性の無いチームが、たまたま集団戦で勝った場合以外で、バロンを取りにいけるでしょうか?

このようにlolでは、協調性の乱れはオブジェクトの管理に直結してきます。

敵の協調性を乱す

さて、ではどのように敵の協調性を乱すことができるのでしょうか?

手っ取り早い話が、敵同士で喧嘩してもらうことです。

lolにはコミュニケーションを不得意とするプレイヤーが多く存在しており、彼らの頭にヤカンを置けば沸騰するような方々がとても多いです。

認知心理学において人間の協調性は、イギリスの心理学者であるポール・グライスが定義した「グライスの協調性の原則における四公準」で明らかにされています。

グライスの協調性の原則における四公準とは

グライスは人間同士が円滑に強調するために、以下の4つのポイントを上げました。

  1. 量。内容の量や情報量です。
  2. 質。内容の信用性です。
  3. 関連性。内容が言いたいことに関連しているかどうかです。
  4. 作法。論理的で、わかりやすいかどうかです。

上記の4つが円滑な協調性を取るために必要な、グライスの協調性の原則における四公準です。もし、コミュニケーションに自信のない場合は上記の4つを徹底するといいでしょう。

さて、lolに話を戻しますが、敵同士で喧嘩をしてもらう場合は敵のミッドとジャングラーに喧嘩してもらうのが手っ取り早いです。

私の経験から、ジャングラーは論理的に考えるプレイヤーが多く、ミッドは感情的に行動するプレイヤーが多いです。この両者の考えは水と油であり、ちょっとつついてあげるだけで恐ろしい速度で喧嘩をしてくれます。

例えば、私がジャングラーであればミッドキャンプをよく行います。すると高確率で、ミッドとジャングラーが喧嘩している事があります。

ジャングラーからは、「お前いい加減にワード置けや」「タワー下でファームに専念してくれよ」と、論理的な文句がつきます。

逆にミッドば、「ジャングラー何かしてくんね?」「お前このゲーム全然わかってないだろ?」と、感情的な言い訳をします。

敵の両者が喧嘩をはじめることで、敵チーム全体の士気が下がるのが手に取るようにわかる時があります。

注意点としては、タワーダイブができるジャングラーを使う事や、敵のミッドが逆上してワンチャンを狙うようになること、自分のミッドがダメージに乏しいチャンピオンだと戦術の成功率が下がるという点があります。

ジャングラーに限らず、トップやボットレーンのちャンプだとしても機会があればどんどんミッドガンクを狙っていくといいでしょう。

執拗に狙われるミッドは、味方に「助けてくれー!」という可能性が高いですが、すでにジャングラーと険悪な場合は傍観者効果も働く事で、フリーでミッドが取れたりします。

傍観者効果とは、社会心理学の用語で集団心理の一つです。簡易的に言うと、人は自分以外に傍観者がいる時に、自ら行動を起こさずに自分も傍観者である事を選ぶことを言います。

例えば、トップレーナーであるあなたが、味方のミッドから救援信号を受け取ったとしましょう。

味方のミッド「助けてくれー!」

トップレーナー「ジャングラーに助けてもらってくれっち~」

以上のような感じです。

敵の協調性を下げ、味方の結果に繋ぐ事で味方の士気は大いに高まるでしょう。

味方の士気が高く協調性があれば、オブジェクトの管理も比較的楽に行えます。グループもしやすくなる傾向があるでしょう。

余談ですが、コミュニケーションに自信がなく、自分の言いたい事がいまいち伝わらない・伝える事ができないと感じる人には以下の著書「言語の社会心理学 – 伝えたいことは伝わるのか」がお薦めです。

なぜ、人と同じ事を言っているのに自分の場合は伝わらないのだろう。と思う人はぜひ読んで見て下さい。