本記事は、上位レートのプレイヤーから探る「勝つプレイヤー」「勝てないプレイヤー」の5大法則の記事の続きです。もし先述の記事を読んでない場合は、順番に読む事を強くお勧めします。
勝てないプレイヤーは論理に欠け、数字に弱い事が共通しています。
リーグ・オブ・レジェンドの試合は複数の場面から成り立っていますが、戦歴履歴のデータからも見れる通り、すべて最終的に数字に置きかえることが出来ます。
各試合のバロン取得時間や、全てのキル、与えたダメージの総量、受けたダメージの総量、などなど。これらは全て数値で確認できます。
これらの数値を客観的に見て、自分の行動の良し悪いしを分析するといいでしょう。しかし勝てないプレイヤーは自分に言い訳をする傾向がとても強いです。
例えば、数値のデータからトップレーンをメインとするあなたがいつもファーストブラッドを献上している事がわかったとしましょう。
勝つプレイヤーならこう思います。「毎回自分がファーストブラッドを取られるのは、何故だろうか?」すぐに答えがわからなくとも、その事実を受け入れるわけです。そして、原因は自分にあると思います。
すなわち、勝つプレイヤーは自分の行動を変えれば、未来を変える事が出来る、と理解しています。
勝てないプレイヤーの場合は、どうでしょうか? 最近本当にあった勝てないプレイヤーの言い訳を抜粋し、その時の私の心の声も入れつつ見てみましょう。
「俺がファーストブラッド取られているのは、単にカウンターをあてられてるせい」>じゃあ君もカウンターをあてたらどうかね!
「相手のジャングラーが必ずガンクにくるから。味方のジャングラーがいつもゴミ」>カモられてる事に気づけ!
「ラグいわー」>ラグくねーわ!
「あれは俺の中でファーストブラッドじゃねえし」>!?
と、このように勝てないプレイヤーはファーストブラッドの原因を自分以外の所に置きます。するとどうなるのか? 自分に原因が無いと考える場合、自分を変える必要もありませんよね? なので、結局は愚痴をこぼすだけで現状未解決のまま、次の試合へ進みます。次の試合でもやはり高確率でファーストブラッドを献上し、やはり愚痴をこぼすだけ。悪循環ですね。
心理学用語では、外的・内的要因と呼びます。
外的・内的要因とはある問題に対して原因が、自分にあると考えるか、相手にあると考えるかです。
練習する前に考えてみよう!外的・内的要因とは
まずは、原因を外に探すのはやめて、自分の中の原因を探しましょう。ファーストブラッドを献上する事は、決してあなたの弱さにはなりません。
真の弱さとは、自分の非を認めないことであり、それは自分からの逃げであり、これこそが弱さの本質です。
勝つプレイヤーのように、自分の非を真正面から認める素直さと強さが、やがてあなたの強みになるのです。
数字から分析する
ここまで色々と書きましたが、感情で物事を測ると客観的ではないので、やはり主観が優先されます。
ここでは、勝つプレイヤーにおける共通点を見る事で、勝てる方法を探るのが目的です。なので、客観的に見る必要がありますね。そこで絶対的なのが数字になるわけです。
数字を見ながら現実を分析しないと、分析結果が大甘になります。自分の都合のいいように解釈してしまうわけですね。これは勝てないプレイヤーの共通点です。
自分の都合のいいように解釈するから、低レートから抜け出せない悪循環に陥るわけです。
ではどうすればいいのでしょうか?
こうした状況を打破するためには、思い切った判断が必要になります。そして正しい判断をするためには、現実の自分の状況が数字でどうなっているのか、を把握しなくてはなりません。
数字が苦手、という方でもリーグ・オブ・レジェンドでは公式の戦績履歴から詳細な戦績を確認できるので見てみましょう。まずは、勝率の高いレーンやチャンピオンを洗い出す所から始めるのもいいかもしれません。
数字と向き合うことで、それまで見えてこなかった現実も浮き出てくることでしょう。一通り見たら、今度はKDAに注目してみましょう。
KDAとは、Kill/Death/Assistを表したものです。opgg等で、自分のサモナー名を打ち込むと、左側に表示されるので、知らない人は自分のKDAを見てみましょう。
さて、あなたの使った各チャンピオンごとのKDAを表示してくれていますね。私の経験上、サポートレーン以外で50回以上使っていて、KDAがV字ではないチャンピオンは封印しましょう。それはあなたに向いていないか、あなたが使い方をわかっていません。基本的にKDAはKとAがDよりも大きい数になる必要がありますので、V字になります。もしV字ではない場合、そのチャンピオンを使っている時のあなたはあまり活躍できていないといえます。
また、やはり50回以上やっていて勝率が50%を下回ったチャンピオンも封印候補に入れましょう。私の経験上、50回が良い目安だと思われます。
さて、数字というのは偽らざるそのプレイヤーの姿です。数字を見れば、プレイヤーの問題点を洗い出してくれます。その後は、その数字を自分に言い訳をせずに受け入れる事ができるかどうか。それが如実に現れてくることでしょう。